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【スペイン語】再帰動詞なの!?簡単な見分け方

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スペイン語を勉強していると、動詞の前に人称代名詞(me,te,nos,osなど)がくるけど、普通の人称代名詞なのか再帰人称代名詞なのか頭がこんがらがってしまうこが多々あります。慣れるまでは混乱しますよね。
しかし、よく理解すると簡単に区別がつきます。今回はその見分け方を紹介したいと思います。
よかったら参考にしてみてください。

再帰動詞とは

再帰とは「主語の行為の行方が主語である人物に再び帰ること」 です。
よって、再帰動詞は動詞の主語と目的語の人物が同一 ということになります。例えば、

例1)
Yo me levanto a las siete.
(私は7時に起きます。)

私は(主語)私自信を(目的語)起こす(動詞)→「私は起きる」

となります。  
この目的語動詞をまとめて再帰動詞と言います。辞書では「~se」と表記してありますね。

onigiri
onigiri

スペイン語に「起きる」という自動詞がないから、「起こす」という他動詞を再帰動詞にして「起きる」の意味にしてるんだ!!

例1)の使い方とは別に、習慣的に再帰形式を使って表現する場合があります。
自分の体に対して行う行為の場合がその一例です。
・Yo me lavo la cara.(私は顔を洗います。)
・Yo me baño.(私はお風呂に入ります。)
・Yo me limpio los dientes. (私は歯を磨きます。)
・Yo me pongo la ropa.(私は服を着ます。)

名前を言う時も再帰形式をつかいます。
・Me llamo María. (私はマリアといいます。)

「互いに~し合う」という表現の時も再帰形式です。
・Los vecinos se odian.(隣人たちは互いに憎み合っています。)

再帰人称代名詞とは

再帰動詞の目的語にあたる部分を再帰人称代名詞といいます。
語順ですが、通常は動詞の前、動詞が不定詞、現在分詞、肯定命令形の時は動詞の直後にくっつけます。(アクセントは元の動詞の位置になるので記号が付く場合もあります)

一人称と二人称は目的格人称代名詞と同じ「me,te,nos,os」です。三人称は単数・複数とも「se」を使います。levantarseを例にするとこうなります。

yomelavanto
tutelavantas
el/ella/ustedselevanta
nosotrosnoslevantamos
vosotrososlevantáis
ellos/ellas/ustedesselevantan

目的格人称代名詞とは

目的格人称代名詞には直接目的格人称代名詞(~を)間接目的格人称代名詞(~に)があります。それぞれ次のようになります。

直接(~を)間接(~に)
Yomeme
tutete
el/ella/ustedlo/le/lale
nosotrosnosnos
vosotorososos
ellos/ellas/ustedeslos/les/lasles

見分け方

見分けるには三人称の場合は「se」が使われていたら、再帰動詞ですよね。目的格人称代名詞には「se」が使われないので。
その他の場合は、動詞と人称代名詞の人物が一致しているか、していないかで見分けます。

例1) Te pongo la ropa. 
(私はあなたに服を着せます。)

例2) Me pongo la ropa.
(私は服を着ます。)

例3) Me pones la ropa.
(あなたは私に服を着せます。)

例1は、動詞(pongo)の活用が一人称なので主語はYoです。人称代名詞はTeなので、主語と人称代名詞の人物は一致していないということになり、再帰動詞ではありません

例2は、動詞(pongo)の活用が一人称なので主語はYoです。人称代名詞はMeなので、主語と人称代名詞の人物は一致しているということになり、再帰動詞です。

例3は、動詞(pones)の活用が二人称なので主語はTuです。人称代名詞はMeなので、主語と人称代名詞の人物は一致していないということになり、再帰動詞ではありません。

まとめ

このように、主語と動詞と人称代名詞が何を指しているのかをそれぞれ見ていけば、見分けは簡単に付きます。その為には、動詞の活用と人称代名詞をしっかり覚える事が必要になっていますね。一歩ずつ着実に覚えていけば、混同することはなくなると思います。

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